http://mainichi.jp/area/aichi/news/20100110ddlk23010161000c.html

2010年1月10日の毎日新聞に気になる記事が掲載されていました。

追跡2010:自治体のキャラクター作りブーム 「ゆるさ」が人気 /愛知

この記事では現在のご当地キャラ、ゆるキャラのブームの現状を2009年12月に岐阜県で行われた「ぎなんフェスタ」を例に解説。さらにブームの背景に「費用対効果」の良さがあると的確に指摘しています。

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盛況に終わった ぎなんフェスタ2009の様子(写真提供:岐南町役場)

特に踏み込んだ表現となっているのが後半の「ブームの行方」と題されたくだり。2009年10月に岐阜県多治見市で開かれた「第2回ゆるキャラ☆町おこしサミット」で自治体や町づくり関係者から
「土日返上でイベントに参加し職員はみんなヘトヘト」
「現状維持が精いっぱい。先行きが見えない」
という「本音」が出たというのです。更に「うながっぱ」の関係者で会議を主催した「ゆるキャラ町おこし同盟」の佐藤円一郎事務局長(42)の
キャラクターブームは2、3年後には壁に直面する。継続的な仕組みを作ることが急務
というコメントが紹介されています。

ブームの陰で関係者が疲れきってしまっているとしたら、何かが間違っていると考えなくてはいけません。そもそも「キャラクターを使った町おこし」という活動自体がまだまだ始まったばかりでノウハウが蓄積されていない状態にあると思います。しかし、新開地だからこそ魅力的で面白く、人も集まってくるといえるのではないでしょうか。

問題は、期待の高まりの割には人的サポートがなく、数人しかいないキャラクター関係者に大きな負担がかかってしまう運営体制にあるのではないかと筆者は推測します。ご当地キャラクターは社会の公器(どこかで聞いた言葉ですが)なのですから、役所や観光協会の人たちだけでなく、市民がボランティアで参加できるような仕組みを作ってみるのはどうでしょうか?

また、もう1つの方向性としては「お神輿の担ぎ屋ボランティア」のような人たちを組織する方法もあると思います。世の中には、担ぎ手が減ってしまったお神輿を助けるため、遠方から趣味(ボランティア)で担ぎに行く人たちがいます。それと同じように、イベントの時だけ現れて、着ぐるみに入ったりサポートをしたりする集団というものを作る事はできないものでしょうか?

いずれにしても簡単には結論の出ない問題ですので、読者のみなさんの意見を募集したいと思います。この記事のコメント欄かTwitterの @yurui_jpもしくはメールフォームまでご意見お願いします。

Text by 内田 勉