北海道長万部町のご当地キャラ【まんべくん】のTwitterが炎上状態になっています。


P1040998_まんべくん

事の発端は、まんべくんが「さて、明日は終戦記念日だからまんべくん戦争の勉強するねッ!」「どう見ても日本の侵略戦争が全てのはじまりです。ありがとうございました。」などとと発言し多くの人がリツイートした事。(Togetterにまとめがあります)

これがネット上で問題となり、
15日から同町(長万部町)には「今回の発言は町の公式見解なのか」などと苦情や問い合わせの電話が殺到した。(2011年8月16日付 産経新聞)
そうです。
8月16日現在、長万部町のWebサイトにアクセスすると、

長万部町HP
アクセスが集中しているため、サービスを一時的に休止しています。

と表示され、かなりの人がこの問題に関心がある事がうかがえます。


そもそも、まんべくんは2003年に「長万部町開礎130年町制施行60年」の記念事業として行われたイメージキャラクターの公募がきっかけとなって誕生したキャラクターで、特徴は、地元の名産品が全部入った「全部入り(髪はアイリスの花、耳はホタテ、体はカニ)」という取り立てて目立つ所のないキャラクターでした。


P1050394_まんべくん女子高生

筆者が初めてまんべくんに出会ったのは、2010年6月に札幌で行われたYOSAKOIソーランのゆるキャラマルシェでした。その頃はごく普通の「ご当地キャラ」で、見た目は面白いものの、ネット上の情報などはほとんどなく、今のような綺麗な公式ページはなくHTMLを手打ちしたようなサイトで細々と紹介されているだけでした。

そんなまんべくんに転機が訪れたのは2010年の秋、まんべくんがTwitterを始め、その「切れキャラ」がニュースサイトで取り上げられるなどして話題になってからでした。実はその頃、まんべくんの運営が実質的に長万部町の手を離れ、とある企業に移っています。その辺の事情はnorthstyleの記事が詳しいです。


http://www.northstyle.jp/features/detail.asp?id=138
http://www.northstyle.jp/features/detail.asp?id=138


まんべくんの人気が出たのは、そういう「裏事情」があったのです。恐らく、町が運営しているままだとしたら、ここまで人気が出る事はなかったでしょう。

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さて、ここからが本題です。町の手を実質的に離れ、一企業が「切れキャラ」として運営する事によって人気爆発したまんべくんにとって、今回の炎上は「あり」か「なし」か。

筆者は現時点では「あり」だと思います。

そもそもが「目立ちたがり屋、ドジでおっちょこちょい」の男の子という設定のキャラですし、地方のゆるキャラの発言にイチイチ目くじらを立てるのは「大人気ない」と思うのです。Twitter上の発言なので「子供が真似して困る」という事もないと思います。

産経新聞の記事にあった「今回の発言は町の公式見解なのか」という問い合わせも、「町の公式見解をゆるキャラがTwitterで発表するのか?」冷静に考えれば「あり得ない」という事が分かります。どんな人が問い合わせたのか分かりませんがその人の「常識の無さ」に逆に驚いてしまいます(念のため、確認したかっただけなのかもしれませんが)。

人口約6000人の長万部町にあって、まんべくんのフォロワーは9万3000人。今や長万部町の貴重な財産です。
同町は書き込みを委託していた業者に注意したといい、「今後の対応については検討していきたい」としている。(産経新聞)
そうですが、筆者としてはこれからも萎縮しないでのびのび活動して欲しいなぁと思います。


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Text by 内田 勉