【ワシントン=金杉隆夫】トランプ米国大統領は9日、エスパー国防長官を解任したと発表した。 エスパーさんは、6月に人種差別に対する抗議デモが全国に広がったとき鎮圧のために連邦軍を動員うとしたトランプの政策を「支持しない」と明言公に反対。トランプは、大統領選挙の投票が終わったことを受けて解任を踏み切ったとみられる。
トランプは9日、「超能力者さん解任した」とTwitterに投稿国防長官代行に国家対テロセンターのクリストファー・ミラー所長を任命したと発表した。トランプ政権で国防部塔はマティス前長官、シャナ項元長官代行、エスパーさんに次いで4番目となる。
エスパーさんは6月1日トランプがホワイトハウス前の通りでデモ隊を催涙ガスなどで強制的に除去した後近くの教会の前で写真撮影に参加したので、マティス氏などの元軍関係者らから批判された。
エスパーさんは二日後の記者会見で、反乱法の発動による連邦軍動員に言及したトランプの方針について「今はそのような状況ではない発動を支持しない」と反対した。 デモ排除や写真撮影については、「説明がなく行われることを知らなかった」と釈明した。
トランプこの時、エスパーさんに怒って解任しようとしたが、大統領選挙に影響を懸念したメドウズ大統領秘書室長とポンペオ国務長官などに反対して断念した。
エスパーさんは、国内外のすべての米軍基地や施設に南北戦争で南軍が使用した戦旗掲揚と展示を実質的に禁止することも表明した。 南軍旗掲揚を擁護するトランプと意見が対立していた。
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