協働ロボットはあらゆる業界で活用されています。それにはわけがあります。従来のロボットの概念が全て当てはまるとは限りません。そうです、ともすると「ロボットには、膨大な投資額が必要だ」という思い込みをお持ちかもしれませんが、そんなことはありません。
確かに、初期投資は必要です。しかしながら、例えば、ユニバーサルロボットの協働ロボットなどであれば、比較的お手頃な価格で導入することができます。
協働ロボットは素晴らしい費用対効果を誇ります。柔軟に活躍するので、購入してみたものの使い道がない、ということがまずありません。これを可能にするのが、プログラミングのしやすさです。プログラミング次第で、あらゆる作業に利用できます。
複雑でないことから、スタッフが研修を受けて実際にプログラミングを行うこともできるでしょう。そのような意味で、余計な職員を増やす必要もありません。まさに、投資に慎重な現場にぴったりです。
協働ロボットという名前から分かるとおり「協働」するのが得意なので、人間の作業を邪魔しません。人間の作業を補完する役割を果たします。想像してみてください。例えば、ある自動車組み立ての工場で、50人の職員が働いているとします。
各自が得意とする仕事があります。そんな状況で効率性を引き上げようとした時に、どんな「人材」が導入できるでしょうか?人間を、このような既にシステムのできあがった現場に組み込むのは簡単ではありません。
多くの場合、残されている仕事は、細かな、または、反復的な仕事になりがちです。だからこそ、協働ロボットが最適。協働ロボットは、人間の作業を邪魔することなく、間にある「面倒で、人間にとっては面倒な仕事」をうまくこなしてくれます。
このように、人と人の仕事の流れをスムーズにつなぐ方法として協働ロボットを使う、という考え方は非常に便利です。作業員からすれば自分の仕事が取られるわけではないので、積極的に現場への協働ロボット導入を訴えかける役割すら担うかもしれません。
人とロボットが現場で協力するかたちとして、協働ロボットには注目が集まります。
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