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国内銀行のビジネスモデル改革まずあるべき姿は、「三河屋の三平さん」 地方銀行の経営戦略の検討と連携の動きが加速する中で、金融機関、銀行第二課長の柴田リョウ氏はこう指摘する。
三瓶さんは漫画サザエさんに登場するバー御用聞き。 お酒や醤油が期限切れになる前に、磯野家に顔を出して、必要な注文を取る。 いわば「要求」を未然に検出し、「タイムリーにソリューション(解決策)を提供する「キャラクターだ。
マイナス金利の下での収益の多角化に努めて各行は新型コロナウイルス災害への対応、顧客企業の資金繰りを全力でサポートしていることが求められた。 63行が参加して、全国地方銀行協会によると、協会加盟行は3 – 9月に申請があった既存のローンの融資条件変更、16万件のうち99.4%に応じた。
柴田氏は、このような危機下での顧客対応は「地方銀行が原点を見直すきっかけになるだろう」と捉えている。中小・零細企業の倒産件数が高レベル推移する中で資金需要に対応しながら、特に不振食品および宿泊業は業種変更の相談に乗るなど、顧客対象に足を運ぶ理由は山積している。 足を移動すると、ローンや資産形成等のニーズを掘ることができ、コンサルティング、証券運用などの顧客開拓にもつながる。
お客様の把握は、自らの改革と構造調整、協力に際しての価値を創出武器にもなる。 しかし、収益の多角化を急ぐあまり、この原点を失ってしまう場合もあった。
「餅は餅屋」
コロナ災害の前に原点を直視したこと島根銀行(松江市)である。 「第4のメガバンク構想」を掲げるインターネット金融大手SBIグループで第1弾として、出資を受けたのは、昨年9月に。 当時は本業のもうけを示す重要な業務純益4四半期連続の赤字を見込んなど実績は振るわなかった。 皮肉なことに赤字に陥ったきっかけは、マイナス金利の下でのコンサルティング機能を強化しようという積極的な努力だった。
「百万人以上走って、何をすべきかわからない状態だった。」 森脇真琴総合企画グループ部長はこう回顧した。 お客様のそばに足を運ぶ集金業務を抑制し、投資信託と保険の提案で収益を上げようとしたが、逆に、顧客離脱をもたらした。 「マイナス金利が終われば良くなるだろう」と期待は赤字が3期続け頃に危機感に変わった。
SBIグループの出資受け入れ後は、住宅ローンのと、保険証券運用など幅広い分野で対処を一体化させた。 すると連携の中心ではなかった法人融資が大幅に増加に転じた。
シマネウン総合企画グループの高瀬ヒロタカ次長は有価証券運用や投資信託商品の対応に追われていたが、提携を通じてSBIグループのノウハウとリソースを活用できるようにしたもので、「餅は餅屋」に戻ることができると言う。 いったん抑えた集金業務を再など、お客様のそばに頻繁に通い、信頼関係に基づいた金融サービスを提供する「関係金融」を再び掲げた。
2021年3月期上半期(4- 9月)には、コロナ災害の中で、第4四半期ぶりに主要業務純益黒字転換に成功した。 顧客中心の営業展開が功を奏して、当初22年3月に奇異目標だった年間で黒字転換は、1年前倒し達成を見込む。
JPモルガン証券の西原里江アナリストは、島根銀など連携を断行した地方銀行の21年3月期決算が再編の行方を占う試金石になると指摘する。 「収益改善効果が顕著であれば再編や連携に手を挙げる地方銀行も増える可能性がある」と述べた。
自助・共助・公助
再編のための地ならしは進んでいる。 同じ県の地方銀行の経営統合を独占禁止法の適用除外する特例法が11月27日に施行された。 日本の銀行は23年3月までに合併を決定した地方銀行の預金金利加算制度の導入を決定し、構造調整を後押しする。
このような動きにSBI証券鮫島豊喜アナリストは、「統合と再編を考えていない地方の銀行経営者はいないだろう」との見方を示す。 ただし足元で銀行同士や他の業種と連携する地方銀行は全体の30%以上35行に達し、「すぐに再編と統合につながるわけではない」と述べた。 菅義偉首相の言葉に例えると、「自助・共助・公助 “の3つの観点からの取り組みが進んでいると指摘した。
方向性 | 主な事業 |
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自助 |
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空調 |
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公助 |
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(注:SBI免許証で取材に応じブルームバーグ作成)
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