森井香保氏、第19回ロレアル-ユネスコ女性科学日本フェロシップ賞を受賞NAOJ:日本国立天文台

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L'Oréal-UNESCO女性科学日本フェローシップ賞プログラム授賞式(提供:Nihon L'Oréal KK)

東京大学天文学科博士課程3年目で、NAOJ委託大学院生の森井香保(Kaho Morii)氏がロレアル・ユネスコ女性科学日本フェロシップ賞(L'Oréal-UNESCO For Women in Science Japan Fellowship Award)を受賞しました。 「世界には科学が必要で、科学には女性が必要だ」というスローガンをもとに優れた業績を成し遂げた有望な女性科学者を支援し表彰する賞です。森井氏は、「雲から星まで:巨大質量星形成の初期段階の統計的研究」研究でこの栄誉を得ました。

従来の星形成研究は主に低質量星に焦点を当ててきた。しかし、重い星(太陽の10倍以上の質量を持つ星)の形成プロセスは、その数が少なく、急速に進化し、遠い地域に位置しているため、完全には理解されていません。巨大星は銀河系環境に大きな影響を与え、結局超新星爆発を通じてブラックホールや中性子別になる重要な天体だ。したがって、形成プロセスが低質量星の形成プロセスと同じであるかどうかは、天文学における重要な開示問題です。

この問題を解決するために、森氏はチリのALMAを使用して巨大な星の誕生地と考えられている赤外線暗雲を観察し、これまでに作成された最大の密集した雲のコアカタログを作成しました。結果は、ガスを吸収する小さな質量の小さい核の成長によって巨大な星が形成されることを示している。私たちは、より正確な形成シナリオを構築するためにまだ一生懸命努力しています。

指導教授の中村文高副教授はこう述べています。モリはすべてを真剣に受け入れ、ほぼ一人で膨大な量のデータ分析を行いました。彼女は、様々な分析方法を実験しながら、毎日の努力の結果である巨大星の生成の過程でガス獲得メカニズムの新しい発見に達しました。今後も、彼女がより重要な科学的挑戦に乗り出し、様々な分野でより活発な役割を果たしてくれることを心から願っています」

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Omori Yoshiaki

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