オーストラリア、ニューサウスウェールズ州の大学のミレイアモンテス氏などで構成された国際研究チームは、11月26日ほとんど暗黒物質が存在していない銀河「NGC 1052-DF4 “について近くより大規模な銀河の重力によって暗黒物質がはぎ取られたからだと考えられると発表した。
今までの宇宙は、主にガンマ線、X線、紫外線、可視光線、赤外線、電波など電磁波によって観測されたました。 ところが、暗黒物質は、電磁波を出さず、電磁波による観測がありません。 したがって暗黒物質(ダークマター)と呼ばれ、その正体は謎に包まれてきました。
しかし、最近は暗黒物質が銀河の形成に大きな役割を果たしたのがわかってきました。
銀河が形成されるときに、最初に暗黒物質が自らの重力によって集まっています。 そして、その集まった暗黒物質の重力によって周囲の水素などのガスが集まって銀河が形成されると考えています。 いわゆる暗黒物質は銀河の土台となります。 したがって、例えば、私たちの銀河系もその質量の約90%は暗黒物質が占めています。
ところが、このような暗黒物質がほとんど存在しない銀河がいくつか発見されています。そのうちの一つがNGC 1052-DF4です。
では、なぜNGC 1052-DF4に暗黒物質がほとんど存在しないでしょうか?
研究チームは、その原因を究明するために、ハッブル宇宙望遠鏡と地上の天文台の望遠鏡を使用してNGC 1052-DF4周りの球状星団の分布やNGC 1052-DF4からの光の詳細については説明しました。すると、その球状星団やその他の物質が近くにあるより巨大な銀河NGC 1035に飲み込まれていることを知りました。
つまり、星は銀河の中心部に集まっているが、暗黒物質は銀河全体に広まっています。 したがってNGC 1035の重力によって、まず暗黒物質がはぎ取らて飲み込ましまったのです。
研究チームによると、今後の星たちもNGC 1035に飲み込ま行き、やがてNGC 1052-DF4完全NGC 1035に破れ飲み込ましまうします。
画像クレジット:ESA / Hubbleは、NASA、Digitized Sky Survey 2; 感謝の言葉:Davide de Martin
出典: NASA/紙
文/飯銅茂幸
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