中国の電子商取引企業アリババグループ傘下の金融会社クライアントグループは、上海と香港で株式公開(IPO)にそれぞれ170億ドル(約1兆8000億円)残りのすべての市場で集める見通しだ。 史上最大のIPOとなりそうだ。
アリの上海上場株式の価格は、一株当たり68.8元(約1080円)、香港上場株式は、80香港ドル(約1080円)で決まった。 申告資料によると、アント企業評価額は、IPO前に約2800億ドルで二市場を合わせたIPOの規模は、グリーンシューオプション行使前に約345億ドルとなる。
この規模は、昨年サウジアラムコのIPO(290億ドル)を上回る。
香港と上海でグリーンシューオプションが行使されると、アリはまた、51億7000万ドルを調達することができる。 この場合、企業評価額は約3200億ドルに達し、JPモルガン・チェースを上回るほか、ゴールドマン・サックスグループの4倍を超える。
発表によると、上海IPO事前協議では、当初、オフライン発行の部分について、機関投資家から284倍以上の760億株の応募があった。
中国国際金融(CICC)と中信建投証券上海IPO主幹事を務め、香港CICCとシティグループ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーが主幹事として起用されている。
上海証券取引所に提出された目論見書によると、アリが中国で新たに発行する株式数は、グリーンシューオプションの前、最大16億7000万株で発行済み株式の5.5%に相当する。 香港でも同数を発行して、合計約33億株になる。 香港の上場は11月5日。
現在アリ株式の約33%を保有しているアリババが上海上場株式7億3000万株を取得することで合意し、IPO後の株式は約32%となる。 上海市場での銘柄コードは “688688”
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