ハロウィーン “渋谷に来ること自制を」区長が異例訴え| 新型コロナウイルス| NHKニュース

このうち長谷部区長は「今年はコロナウイルスが拡大密度を避けなければならない。イベントも控えている中で、安心・安全を確保するためには、渋谷に来るのは自制してほしい」と異例訴えた。

長谷部区長は「最もするかどうかにかかわらず、一晩中騒いだり路上で酒を飲むことは自制してほしい。来なくてもシブヤウル感じることができるように工夫したので、今年は自宅などで楽しんでほしい」と話していた。

一方、このような訴えをしても、ハロウィーンを目的として、渋谷を訪れる人々に備えるため、約1億円をかけて警備態勢などを強化する一方で、内42の房の販売店に31日午後6時から翌日11月1日午前5時までお酒の販売を自粛するよう呼びかけています。

毎年ハロウィンの時期には、渋谷や地域商店街などで作る実行委員会がゴミ拾いボランティアと渋谷を訪れた人々にハロウィーンを記念して、カボチャをくりぬいて作られた装飾を表現したオレンジ色のゴミ袋を配っていました。

しかし、今年は、このゴミ袋の配布を中止し、代わりに無色透明の袋を1万枚程度用意することにしました。

渋谷区環境整備課の森田一央課長は「昨年まではキレのあるハロウィンを訴えるためカボチャのゴミ袋を用意していました。しかし、今年は自粛を訴えているので、透明の袋にしましたまた、お祭り気分がありません」としました。

毎年渋谷に集まるのは、数万人のと呼ば10月31日ハロウィン当日だけでなく、最近の週末にも、多くの人が集まって渋谷スクランブル交差点周辺は身動きないほど混雑します。

騒音や大量のゴミそれ路上で飲酒などの問題も相次ぐことから、区では経費などハロウィーンのための対策費として、昨年初めて約9000万円の予算を計上しました。

渋谷区が対策を始めたのは2015年。

若者を中心に駅や商業ビルのトイレが最も人あふれ周囲の壁や床が血液プールで汚染されるなどの苦情を受けたことがきっかけでした。

近所の公園でガルアグァメイクをする専用のテントを用意するなどの措置を取ってきたが、2年前のハロウィーン直前の週末にトラックが転倒される事件が発生し、酒に関連する問題もなくならないので、区は昨年のハロウィーン当日などの路上や公園での飲酒を禁止する条例まで制定して対策を強化してきました。