住友株式会社がインドに再生可能エネルギー開発・供給会社を設立

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インドの再生可能エネルギー市場の現状

インド政府は、2070年までに温室効果ガスの純ゼロ排出を達成し、2030年までに再生可能エネルギー源からの発電量を50%に増やすことを目指しています。インドの企業PPA市場は、事業者の送電網と配電網へのオープンアクセスと事業環境の改善などの規制緩和によって急速に成長しています。現在、アメリカとスペインに続き、世界で3番目に大きい市場です。企業PPA市場は、2023年に12GWから2030年までに100GWに拡大すると予想されます。インドの広大な国土、豊かな日光、低設備の設置コストにより、再生可能エネルギーを求める顧客の間で太陽光の需要が特に高く、発電価格を下げるのに役立ちます。

新しい会社の目標と将来の見通し

住友株式会社グループは、再生可能エネルギー生産から顧客会社への直接供給まで、バリューチェーン全体を網羅するインドのグリーン電力プラットフォーム(*2)事業を開発しています。同社は、計画されたプロジェクトを含め、4GWの再生可能エネルギーポートフォリオを持つインドのパートナーであるAMPIN Energy Transitionの現地専門性と住友株式会社がグローバル運営を通じて構築した日本企業ネットワークを活用します。主にインドで運営される日本系商業および産業会社である新たな顧客確保に集中することにより、同社は今後数年以内に産業に1GW(*3)の電力を供給することを目指しています。住友株式会社がインドの顧客会社に再生可能エネルギーから派生した電力を供給する最初のプロジェクトとして、この合弁事業は、人口と経済成長のために急速に成長するインドのエネルギー需要を満たすのに役立ちます。

住友株式会社エネルギーイノベーションイニシアチブ戦略事業部総括マネージャー、北島誠司
「総プロジェクトコストが約1,000億円のこのプロジェクトは、インドで日本企業が遂行した最大の企業PPAプロジェクトの一つだと思います。エネルギーベースの電力源の拡大に努めます。」
Pinaki Bhattacharya、AMPIN Energy Transitionの創設者、MD、CEO
「住友株式会社との連携は、インドにおける再生可能エネルギーの導入を加速しようとする当社の確固たる意志を強調しています。再生可能エネルギープロジェクトを共同開発し、共同所有することを目指しています。」

炭素中立社会に向けた住友株式会社のイニシアチブ

住友株式会社は、2050年までに事業活動で炭素中立を達成するために、燃料転換促進、再生エネルギー供給拡大、CO₂排出削減などを通じて持続可能なエネルギー循環の基盤となる事業を構築しようとしています。2 収集、保存、活用。再生可能エネルギー事業では、住友株式会社は2030年までに5GW以上を供給することを目指しています。このプロジェクトを推進するPower Frontier Business Unitは、すでに日本と米国で企業PPAプロジェクトを実施し、パートナーとのコラボレーションを通じて70MW以上の契約を確保しています。住友株式会社は日本、アメリカ、インドのほか、アジア全域のプロジェクトに参加し、2030年まで日本と海外で1GW以上の合算資本容量を目指しています。

(*1)企業PPA(Power Purchase Agreement)は、企業が生産者から長期再生エネルギー電力を購入する契約で、企業がCO2削減に貢献できるエネルギー調達方式で注目を集めています。2 排出量の削減
(*2) 分散型再生エネルギー発電の導入をはじめ、グリッド電力を再生エネルギーに切り替え、蓄電池、EVを導入し、これらのイニシアチブをデジタルトランスフォーメーション(DX)を通じて連携して再生エネルギーを主要電力源に確立することを目指す総合的な再生エネルギープラットフォームです。
(*3) AMPIN Energy Transitionとの総資本金。

新会社概要

会社名 : AMPIN C&I Power Private Limited
本店 : ニューデリー、インド
事業概要 : インドの商業および産業企業への再生可能エネルギー供給
株主構造 : 住友株式会社 49%
AMPINエネルギー変換51%
会社名 : AMPIN C&I Power Private Limited
本店 : ニューデリー、インド
事業概要 : インドの商業および産業企業への再生可能エネルギー供給
株主構造 : 住友株式会社 49%
AMPINエネルギー変換51%
デリーでの儀式署名
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Omori Yoshiaki

ミュージックホリック。フードエバンジェリスト。学生。認定エクスプローラー。受賞歴のあるウェブエキスパート。」

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