大阪なおみ、東京オリンピックへの熱意を明言

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テニス界のスーパースター、大坂なおみが6日、東京五輪出場を自らのメッセージで初めて表明した。大坂は5月に自身がうつ症状に悩まされてきたことを告白し、全仏オープンを棄権した。「しばらくコートから離れる」意向を伝え、現在開催中のウィンブルドン選手権も欠場したが、大坂の東京五輪復帰にファンから歓喜の声が寄せられている。

 

所属事務所が報じた以下の大坂のメッセージには、東京五輪への強い意気込みが感じられる。「皆さん、こんにちは。皆さんのあたたかいサポートに感謝しています。最近は、少しずつですが、気持ちを整理しています。私にとって、自身のメンタルヘルスの状態を告白するのは、とても勇気のいることでした。この問題には、これからも向き合い続けていかなければならないと思っています。ウィンブルドンは欠場させていただきました。東京オリンピックは出場します。なぜなら、日本は私が生まれた国であり、大切な母国だからです。日本での思い出はたくさんあり、私の生き方や考え方に影響しています。今回、日本代表としてオリンピックに出場できることに誇りを持っております。このような状況で東京オリンピックの開催に携わっている日本をはじめ、世界中の医療関係者の方々に心から敬意を表します。オリンピックは、全力を尽くします。母国日本の皆様と、この星の全ての皆様に、感謝と愛を込めて」

 

大坂が自身のメンタルヘルスについて報じるきっかけとなった、5月の全仏オープンでは、1回戦勝利後の記者会見を拒否した大阪に対して、大会主催者は1万5000ドルの罰金を科した。さらに主催者は、大坂が引き続き会見を拒否した場合、失格やグランドスラムでの出場停止の可能性を警告した。東京オリンピックでは、選手に記者会見は義務づけられていない。日本選手団のメディア方針を決定する日本オリンピック委員会によれば、メダル獲得選手が競技終了後に記者会見に応じるのは通例となっているが、会見の拒否に対する罰則はない。また、国際オリンピック委員会も選手に記者会見を義務づけたことはないと明言している。

 

実施会場の東京・有明テニスの森公園はハード・コードであり、大坂が自信を持って挑めそうだ。大坂は現在米国で調整中であり、コーチのウィム・フィセッテ氏、専属トレーナーの中村豊氏と茂木奈津子氏を率いて、19日の練習開始直前に帰国を予定している。既に日本語ブックメーカーは、大坂を含む東京オリンピックの各選手のオッズを公表している。大坂は、間違いなく国内外のメディアやファンから最も注目されているオリンピック選手のひとりであり、金メダル獲得の最有力候補であろう。

 

大坂は昨年のインタビューで、金メダルへの特別な思いを語った。「金メダルを勝ち取ることは、私のキャリアの中で最も大きなものとなるでしょう。でもある意味、それは単にタイミングによるものです。私は毎年グランドスラムを戦いますが、オリンピックは4年に1度しかないので、オリンピックチャンピオンになるチャンスはあまりありません」

 

東京オリンピックの観客の扱いについてはまだ議論が続いているが、日本代表選手は史上最多の582人に決定し、過去最多の64年東京大会の355人を大幅に上回った。今年の東京五輪を取り巻く状況は異例であり、祝祭ムードとはかけ離れていても、アスリートにとって金メダルは夢であり、オリンピックに賭ける気持ちに変わりはない。

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Mochizuki Masahiko

ソーシャルメディア実務家。極端なトラブルメーカー。誇り高いテレビ愛好家。受賞歴のあるポップカルチャーホリック。音楽伝道者。

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