2020/10/25 11:01ウェザーニュース
今週の国内で観測された地震の回数は、前週に比べて不足します。 震度3以上の地震は1回発生しました。 特に地震が集中しているような地域では見ることができません。 (10月19日〜10月25日10時集計)
岐阜県美濃中西部を震源とする震度3以上の地震は今年に入って3回目に発生します。 2010年以降はあまり地震が発生し、2017年と2019年にそれぞれ1回ずつ発生しただけでした。 今年の6月と8月に地震は深さが10km未満の浅い震源であったのに対し、今回は42kmで、より深く、2019年に起こったものと同様のタイプであると考えています。
今回の震源付近では養老者区措置四日市断層帯が知られています。 ただし、これまでの調査で養老者区措置四日市断層帯は反対断層型であるのに対し、19日(月)地震が横ずれ型と解釈されているので、断層帯自体の活動はないと思われます。
また、政府の地震調査研究推進本部は、養老者区措置四日市断層帯で30年以内に地震の発生確率がほぼ0%〜0.7%、起こることができる地震の規模はマグニチュード8程度と推定しています。
この地震のメカニズムは、多少のエラーのある成分を伴う逆断層型で、深さが約35kmと比較的浅いと規模が大きかったことで、津波が発生しました。 震源に近い米国のアラスカでは、高いところで70cm程度の津波が到達しています。 また、津波は、太平洋を伝わり、米国カリフォルニア州(約20cm)とハワイ(約30〜40cm)まで達している。
アラスカ周辺で発生する地震による津波は、断層面の方向で、日本に伝わりにくく、今回の地震で観測したところはありません。
今回震源の北東から7月22日にマグニチュード7.8の地震が起きただけで、アメリカ地質調査所は、この地震の余震ではないかです。
アラスカの海岸は、太平洋プレートが北米プレートに沈み込むことで大地震が発生しやすい領域です。 1964年に発生したマグニチュード9.2の地震は、1900年以来、世界で発生した地震のうち、過去二番目の規模として知られています。
※日本の震源震度の情報は、別途の言及がなければ気象庁より。 海外の震源情報は別の言及がなければ、米国地質調査所(USGS)より。 発表機関によって震源情報に違いが生じる場合があります。
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