理科

太陽系から銀河中心までの距離は約2万5800光年日本のVLBIなどによる観測結果| sorae宇宙のポータルサイト

VERAプロジェクトによる観測を含む224天体の位置や動きを銀河の想像図を重ねたもの。 色は同じ螺旋腕に属する天体ごとに着色されている(Credit:国立天文台)

太陽系で天の川の中心までの距離は、従来の予想よりも近い約25,800光年であった。 そのような新しい測定結果を含む研究成果が国立天文台水沢VLBI観測所と鹿児島大学の研究者を中心としたグループで発表されています。

発表されたのは、「VERA(VLBI電波天文学探査)」という超基線電波干渉計(VLBI:Very Long Baseline Interferometer)を用いたプロジェクトによる20年にわたる観測の結果をまとめた10個の論文です。 VERAプロジェクト水沢VLBI観測所をはじめとする国内4ヶ所の電波望遠鏡を連携させることで直径2300kmの望遠鏡に比べて高い解像度が実現されており、天体までの距離と運動を精密に測定する天文学の位置をしてきました。

VERAプロジェクトの観察から得られた99天体を含む224天体の観測データをシミュレーションと比較した結果、銀河の基本尺度となる銀河中心距離(太陽系から銀河系の中心までの距離)は、約25,800光年太陽系の位置から銀河の回転速度秒速227kmであることを測定することができたと言います。

国立天文台は、今回測定された銀河中心距離国際天文学連合(IAU)が1985年に勧告した約2万7700光年より2000光年ほど短縮天の川銀河の中心に存在するが確実視されている超大型質量ブラックホール「射手座A *(エスタ)」軌道を回る天体の軌道をもとに算出された2019年に発表された2万5800〜2万6600光年と推定とよく一致するしており、「射手座A *」が銀河の回転の力学的中心部に位置ことをお勧めされるとします。

現在VERAプロジェクト「射手座A *」までの距離の直接測定に挑戦しており、国立天文台では、今後も超大質量ブラックホールの研究の進展に寄与することが期待されるとします。 また、位置天文観測を行う衛星との協力による重要な天体の高精度観測に加えて、VERAが中心的な役割を担う、東アジアVLBIネットワークの拡張も見据えてVERAを構成する4局の電波望遠鏡を活用した研究を続け推進するしています。

画像クレジット:国立天文台
出典: 国立天文台 / 水沢VLBI観測所
文/松村武宏

READ  UAE初の深宇宙探査機が火星に到達するのを見る方法

Omori Yoshiaki

ミュージックホリック。フードエバンジェリスト。学生。認定エクスプローラー。受賞歴のあるウェブエキスパート。」

Related Articles

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Back to top button
Close
Close